チーションの前に九王が引っ立てられた。
「まさか本当に朕を殺そうとするとはな」
「帝王の家に生まれた時から、全て決まっていたのです」
「その通り、朕とそなたは帝王の家に生まれた、だから思い通りにならないことが多い
とは言え自分の運命にない物を奪い取って良いことにはならん」
「私たちは同じ先祖の孫です
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私が先祖の寵愛を受けられなかったのは定めだと?
私たちはどちらも徳と才能を兼ね備え、心に天下を抱いて来ました
私が皇位に就けないのは、それが運命だとおっしゃるのですか?」
「朕はそなたが決して自分の運命を受け入れないと分っている
ただ勝てば官軍、負ければ賊軍※だ
仮にそなたが"事の成否は人の努力にかかっている"と信じていても、
今となっては何も言う資格はない」
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「確かに私はもうあなたの手に落ちた、恥をさらしてまで生き長らえようとは思いません
だから言わせてもらいます
私がしたことは全てチャンポンポンのためだった
でも彼女を手に入れたかったからじゃない
見れば分かるんだ
彼女はあなたが与えた皇后という座に就いても、居心地が悪そうで安穏ではなかった
私はただ彼女を喜ばせたかったんだ」
九王の思わぬ言葉にチーションは憤慨した。
「いいか覚えておけ、チャンポンポンは今生でお前と結ばれることなど断じてない!
彼女は朕の皇后になる運命だった
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お前のしたことがすべて彼女のためだったとしても、それが彼女を追い込んだ
本来なら彼女は平穏で憂いのない皇后でいられたんだ!」
「私への処分なら如何ようにでもすればいい、でも他の人は巻き込むな!」
「誰かここへ!」
チーションは侍衛を呼ぶと、九王の監禁を命じて裁きを待つよう告げた。
侍衛は九王を連行しようとしたが、九王が拒む。
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「私に触るな!自分で歩ける」
こうして九王は幕営を出た。